「弁護士の格差」秋山謙一郎著

公開日: 更新日:

 かつて「プラチナ資格」といわれ、高収入と社会的地位が約束されていた弁護士だが、今は「取得までの苦労が多い割に報われない資格の筆頭」とまでいわれているそうだ。そんな弁護士の実態を告発するルポルタージュ。

 バブル崩壊以降、弁護士の所得は減り続け、今や半数が年間所得約400万円で、平均的サラリーマン以下だという。低所得化によって、専門性の高い事件を法律家の矜持にかけて手弁当に近い価格で引き受ける余裕がなくなり、冤罪の可能性が疑われる刑事事件や、医療過誤事件などに連座した無辜の民や経済力に乏しい市民にも、しわ寄せがきているという。

 こうした弁護士間の経済格差から、経験不足から生じる「スキル格差」や「意識格差」など、弁護士界の知られざる現実を伝える。(朝日新聞出版 720円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    あのジャニーズが“バーチャルアイドル”2.19デビューの衝撃

  2. 2

    風間俊介は3歳児の父 ジャニーズ“結婚&子持ち”NGの境界線

  3. 3

    深まる亀裂…対韓「経済制裁」強行で偽装アベノミクス自爆

  4. 4

    かつては“お荷物”…山下智久が引き寄せた仕事運と信頼

  5. 5

    背後に敏腕マネが 大坂なおみ“バイン契約解除”決断の真相

  6. 6

    嵐に燻り続けてきた“プロパーvs外様”メンバーの確執と暗闘

  7. 7

    専門家も警鐘 南海トラフ巨大地震“前兆”続々発生の不気味

  8. 8

    結婚発表前に伏線が…テレ朝・小川彩佳は悲恋のプリンセス

  9. 9

    背水から逆転の山下智久&木村拓哉 1本の映画が2人を変えた

  10. 10

    好調な映画そっちのけ…キムタクの雑な“白髪染め”が話題に

もっと見る