「寂聴先生、ありがとう。」瀬尾まなほ著

公開日: 更新日:

 作家・僧侶の瀬戸内寂聴氏の秘書を務める著者が、出会ってから8年の日々を記したエッセー集。

 法話やテレビで、まるで神がかったような存在として扱われる「先生」。一緒に外出すると「そんなにすごい人なんだ」と実感するが、家の中や著者の前では本当に「ただの変な年寄りのおばあさん」でしかないという。コーヒー1杯の値段も知らないという素顔、そして「人生は恋と革命だ」と常々語り、恋愛するようハッパをかけられる日々。さらに先生に忍び寄る老いや、自らの恋愛・結婚まで、飾らずに明かす。

「この晩年にあなたという子がうちに来てくれてよかった。楽しませてくれて、笑わせてくれるから」と先生に言わせるほど、明るい年の差66歳の日常をつづる。 (朝日新聞出版 1100円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網