「警視庁SM班I シークレット・ミッション」富樫倫太郎著

公開日: 更新日:

 警視庁の刑事部長・阿部は、優秀だが組織に馴染めない各部署のはみ出し者を集め、チームを編成。集められたのは、凶暴で腕力自慢の糸居や、女だてらにSAT出身のあおい、本庁捜査1課の優秀な刑事だったが男性から女性に性転換手術を受けた田淵、優秀だがコミュニケーション不全の元情報分析官・佐藤ら6人。一癖も二癖もある彼らを束ねるのは、おねえ言葉の巨漢・薬寺だ。

 そんな中、都内の公園で職質を受けた男のリュックから女性の左耳と左手の薬指が見つかる。数日前から行方不明の女子大生の写真も入っていた。被害者が生きている可能性が高く、マスコミに漏れないよう極秘で捜査が始まり、阿部の指示で薬寺らも独自に動きだす。

 型破りな刑事たちが難事件に挑む新シリーズ。

(KADOKAWA 880円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束