「十津川警部 長崎路面電車と坂本龍馬」西村京太郎著

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 リサーチ会社の社員・神山は、社長の指示で長崎に飛ぶ。出張中に消息を絶った同僚の松本の捜索と、彼が担当していた仕事を引き継ぐためだ。雑誌社からの依頼は、市電「長崎電気軌道」、長崎と坂本龍馬の関係、そしてグラバーとグラバー邸について調べることだった。

 3日前に長崎に到着した松本は、ホテルに10日分の宿泊費を前払いしていた。しかし、3日目の朝、外出したまま戻らないという。取材を進めるかたわら、松本の顔写真を見せて回ると、カフェのママがそれらしき男を見たという。そんな中、ホテルに神山宛ての封書が届く。中には「午後一:〇〇にお待ちしています」と書かれたグラバー邸の絵はがきが入っていた。

 長崎の知られざる歴史をテーマに描く人気旅情ミステリー。

(祥伝社 726円)

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