「人生を豊かにする科学的な考えかた」ジム・アル=カリーリ著、桐谷知未訳

公開日: 更新日:

「人生を豊かにする科学的な考えかた」ジム・アル=カリーリ著、桐谷知未訳

「科学」の定義のひとつに、「科学とは、意義のある主張を公式化する過程であり、その真偽は観察に基づく証拠によってのみ検証される」というものがある。

 科学知識と、ほかの宗教や政治的イデオロギー、主観的な道徳的規範のように裏付けとなる証拠や検証を必要としないものを区別するのに、この定義は役に立つ。

 しかし、証拠はどれくらい必要なのか、どういう質が求められるのかがはっきりしないのが弱点で、これは「帰納の問題」と呼ばれる。だが、その証拠が乏しかったり、不完全だったらどうすれぱいいのか。

 英国王立協会の理論物理学者が、科学的に考えて生きるための8つのレッスンを提示する。

(作品社 1980円)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁