「美人祈願」花房観音著

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「美人祈願」花房観音著

 50歳になった今も独身で、両親と京都の実家で暮らす香坂は、休日、下鴨神社の摂社で、美人祈願で知られる河合神社で42歳の人妻・麻也と知り合う。徳島からきた麻也は、夫の浮気に腹を立て、一人旅をしているという。夫の浮気相手に対抗するため、美人祈願にきたらしい。

 しかし、麻也は十分に美人で魅力的な女性だった。夕食を共にした2人は、そのままラブホテルへ。夫とはもう10年以上もセックスをしていないという麻也だが、香坂にはこんなに魅力的な女性を放っておく彼女の夫が信じられない。

 翌日も、ラブホテルで濃厚な時間を過ごして彼女を宿泊先のホテルに送り届けた香坂に、見知らぬ男が話しかけてくる。男は麻也の夫だった。(「美人祈願」)

 京都を舞台に6組の性愛を描く官能小説集。

(実業之日本社 759円)

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