「遺族外来」大西秀樹著

公開日: 更新日:

「遺族外来」大西秀樹著

 精神腫瘍科の医師である著者が勤務する埼玉医科大学国際医療センターでは、開院時から「遺族外来」を設置している。

 著者の父はスキルス胃がんと診断されたが、奇跡的に6年間再発しなかった。ところが友人と京都に旅行中の父が倒れたとの連絡が入り、霊安室で父と対面した。急死のため、検視が必要となったが、友人や警察、監察医の温かい対応で不安やつらさが和らいだ。

 家族と死別するとうつ病になりやすいことはよく知られている。患者の遺族には、もつれた糸をほぐしていくように話を聞くというケアが必要なのだ。

 がん患者と家族のケアを担当する医師が、自らの体験を踏まえて遺族外来の必要性を説く。

(河出書房新社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深