「箱の中の宇宙」アンドリュー・ポンチェン著 竹内薫訳

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「箱の中の宇宙」アンドリュー・ポンチェン著 竹内薫訳

 著者の世界が新しい領域に広がったのは、ミュージシャンだった父親のZXスペクトラムコンピューターを見つけた7歳のときだ。

 そのコンピューターは地下室の古いテレビに接続されていた。著者はそれでゲームをしていて、太陽系の惑星を選んで、その周囲に人工衛星を打ち上げるというプログラムを見つけたのだ。

 著者は、やがて宇宙論学者となった。コンピューターで宇宙全体をシミュレーションし、宇宙には何があるのか、それはどこから来たのか、それが地球に住む我々の生活にどう関係しているのかを研究している。

 ロンドン大学の宇宙論の教授がコンピューターで模擬宇宙をつくり、最新の宇宙論を展開する。

(ダイヤモンド社 2420円)

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