「離島の光と影」波名城翔著

公開日: 更新日:

「離島の光と影」波名城翔著

「離島」に対しては「時間の流れがゆっくり」「人がやさしい」など、ロマンチックでポジティブなイメージを持ち、都会というジャングルを離れて離島に旅行に行こうと考える人も多い。

 著者は沖縄の宮古島で生まれ育ち、市役所職員として勤務、仕事として自殺対策に携わってきた。自殺者は毎年10人から15人。離島はユートピアと思われがちだが、現実は人口減少と高齢化、物理的に逃げ出せない環境、人の強すぎるつながり、低収入による生活苦、精神科医療体制の脆弱さなどの課題が山積みだ。

 精神保健福祉士がフィールドワークやインタビュー調査で離島の自殺を調査した貴重なリポート。 (新評論 3080円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種

  2. 2

    競泳アイドル池江璃花子の初ロマンスに見えてくる「2つの夢」…りくりゅうに続くメダルともうひとつ

  3. 3

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり

  4. 4

    弟子を殴った元横綱照ノ富士 どれだけ潔くても厳罰必至か…「酒瓶で…」「女性を庇った」飛び交う情報

  5. 5

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  1. 6

    Snow Man宮舘涼太の交際発覚にファンが怒るワケ 「よりによって相手は女子アナ…」

  2. 7

    元横綱・照ノ富士の暴力事件で伊勢ケ浜部屋は評判ガタ落ち…絶頂期が一転「指導者も親も嫌がる」

  3. 8

    イラン攻撃に沈黙する高市外交の“二枚舌” 米国とイスラエルの暴挙に「法的評価は控える」の笑止

  4. 9

    イラン攻撃が招く原油爆騰インフレの恐怖「サナエノミクス」で庶民への打撃拡大…それでも「利上げ」に反対なのか

  5. 10

    熱意と覚悟が欠如…国内男子ツアーの衰退を加速させる日本ゴルフツアー機構の“残念さ”