「60歳からはアニメ三昧」松岡秀幸著

公開日: 更新日:

「60歳からはアニメ三昧」松岡秀幸著

 1958年生まれの著者が物心つく頃、テレビが自宅にやってきた。当時は昼過ぎに放映休止の時間があり、日本テレビではその時間帯にアニメーションを流していて、これが著者が好きになった初めてのアニメーションだった。

 やがて手塚治虫の「鉄腕アトム」や、「鉄人28号」「エイトマン」などの放映が始まり、「テレビマンガ」の時代が来るが、テレビに登場するのは「少年マンガ」のテレビマンガ版ばかりで、少女向けのものはなかった。少女マンガがテレビ化されるのは、67年の「リボンの騎士」、69年の「魔法使いサリー」が登場してからである。

 アニメ第1世代の書店員が心をつかまれた作品と時代を語る。 (言視舎 2640円)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波