「ヒポクラテスの困惑」中山七里著

公開日: 更新日:

「ヒポクラテスの困惑」中山七里著

 2020年4月。新型コロナウイルスによるパンデミックのさなか、埼玉県警捜査1課刑事・古手川和也のもとを、1人の女性が面会に訪れる。「昨日、叔父がコロナ感染症で亡くなりました」。そう語る叔父とは、オンライン通販会社を創設し財を成した富豪、萱場啓一郎だった。啓一郎は大金をはたいて秘密裏に“未承認のワクチン”を入手し、接種。ゆえに彼女はコロナにかかって死ぬはずがないと疑念を抱き、本当の死因を調べてほしいと懇願してきたのだ。

 古手川は、浦和医大法医学教室に啓一郎の解剖を依頼。執刀にあたった光崎藤次郎教授は、「直接の死因はヒ素だ」と解剖結果を告げた。

 人気法医学ミステリーの第6弾。

(祥伝社 1870円)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 2

    萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ

  3. 3

    かつての「打率4割男」は期待外れで戦力外…西武・林安可は母国・台湾野手の低評価を覆せるか

  4. 4

    佐々木朗希と山本由伸は“抱き合わせ”だったのか…ドジャース入りの裏で「謎の日本人」が暗躍

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

  2. 7

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 8

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  4. 9

    (3)「森保監督は『指揮官に必要な冷徹さ』を確固たる信念として持っています」

  5. 10

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁