佐藤一磨(拓殖大学政経学部教授)

公開日: 更新日:

 さらに面白かったのは、男女間賃金格差の原因の1つが女性がモテを意識するからだというものだ。競争に勝ち、出世していくにはガツガツ働く必要がある。服装も高いスーツをビシッと着て、重厚な低い声で話す。女性がこれをするとモテなくなる。だから女性と男性の賃金格差が生まれてくるのではないかというロジックだ。正直な感想を言えば、「ちょっと無理のある話の持って行き方かな」と思った。しかし、もともとはメルカリによる男女間賃金格差の分析で、説明できない7%の原因としてこのモテ要素があるのではないかという問題提起だったため、その程度なら説明力があるかもと思い直した。

 最後にアマゾンでこの本がどの程度売れているのかを見ると、まあまあといったところ。読みやすく面白い本なのにもったいない。

【連載】週間読書日記

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網