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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

若山富三郎と清水圭で考えた 芸能人に対する“怒りの沸点”

公開日: 更新日:

 これが“武勇伝”として伝わるのだから、古き良き時代だったと言ったのだ。そもそも芸能人として売れっ子になる人物なのだから、世間の物差しでは測れないちょっと変わったところや、暴れん坊だったりするところ、常識にとらわれないところなどがある。それがあった方が、より魅力を感じさせると言ったら、言い過ぎだろうか。

 もちろん、コンプライアンスの順守は言われて当然だし、違法行為はダメ、薬物などはもっての外だが、そうでなければ大目に見るところもあっていいのではないか。

■番組では非常識、日常では常識を求める

 お笑い芸人の清水圭(58)がその昔、僕らに話をしたことがあった。

「テレビのバラエティー番組は、常識では考えられないような行動や発言を要求する。それ以上のことをやってのけなければ、芸人としては要求に応えたことにならない。でも、仕事が終わって帰るときになると、“聖人君子であれ”と要求が変わる。真面目人間であることが求められるわけで、感覚がおかしくなる」

 もちろん、今の清水には思慮分別があり、私生活で非常識をするわけではない。今回の吉本騒動に絡み、社長批判したことで逆に「エラソー」などと非難されていたが、清水が言いたかったことは、芸人に寄ってたかって聖人君子を求めてどうするの? ということかもしれない。世間はまだしも、せめて身内ぐらいは……という思いだ。

 多少、変わったところやルーズなところがあっても、それが人間だし、その姿を垣間見せてくれる芸人の方が楽しい。

 繰り返すが犯罪行為は容認しない。だが、「この人、ヘン」「しょーがないなぁ」と思わせてくれる人がたくさん出てきて欲しい。

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