日本人初ミドル級王座・竹原慎二 世界戦1カ月前に肋骨骨折
1995年に日本人として初のミドル級世界王者に輝いた竹原慎二さん。勤めていた内装会社の社長の援助を受けながら、ついに世界タイトルをつかんだ瞬間は、勝った喜びより殴り合ったうれしさでいっぱいだった?
上京して入った内装会社の社長さんにはとてもお世話になりました。最初は寮に住まわせてくれたし、「日本チャンピオンになったらマンションに住まわせてやるからがんばれよ」と言って本当に住まわせてくれた。家賃10万円くらい。会社がかなり負担してくれてありがたかったですね。
新人王になった時には社長がテレビとビデオを揃えてくれたし、日本王者になってからは試合で勝つたび、20~30人集めて祝勝会をやってくれました。仕事は普通18時か19時までなのに、現場が都内だと17時とか、横浜でちょっと遠い時は15時半くらいで上がらせてくれたのでその時間から練習に行けた。それが一番助かりましたね。