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原田曜平マーケティングアナリスト・信州大学特任教授

1977年、東京都生まれ。マーケティングアナリスト。慶大商学部卒業後、博報堂入社。博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーなどを経て、独立。2003年度JAAA広告賞・新人部門賞受賞。「マイルドヤンキー」「さとり世代」「女子力男子」など若者消費を象徴するキーワードを広めた若者研究の第一人者。「若者わからん!」「Z世代」など著書多数。20年12月から信州大特任教授。

ひろゆき氏が提言「国家の未来と個人の幸せは別の話」

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■40年以上後回しの少子化対策

ひろゆき 現段階では若者も高齢者もそんなに不満はないと思います。ただ将来的には子供を増やさないと、どんどん人口が減って大変な状況になるのは誰もがわかっていることなのに何の対策も講じていません。少子化自体は40年以上前から言われていて、40年以上後回しですから……。

原田 来年、東京オリンピックが開催されることもありますが、ここ5年ほど国内では日本をやたら称賛するような動きがあります。

ひろゆき 海外から見ていると10年ほど前から日本は魅力的な国ではないんですよね。投資ファンドなどで東南アジア投資みたいなものが世界中で売られる際にも、「東南アジア(日本を除く)」というファンドだったりする。要は「日本を除く」と書いたほうが売れるんですよ。東南アジアは人口も増えているし、若い人もたくさんいるし、ビルもたくさん建設されて不動産の価値も上がるとわかっていますが、日本は少子化で子供はいないし高齢者はめちゃくちゃ多い。世界的に見ると日本の価値は下がり続けているんです。日本礼賛もいいですが、現実を直視しない人が多い印象です。

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