吉沢亮「PICU」、川口春奈「silent」に見るフジの本気度…独自脚本でかつての勢い取り戻すか

公開日: 更新日:

ドラマといえばフジテレビ

 この2作品、共に原作なしの完全オリジナル脚本。山下氏が両ドラマの初回を視聴して抱いた思いは、「フジテレビが本気を出してきたな」というものだそうだ。

「特に『silent』は2021年にフジテレビ主催のヤングシナリオ大賞を受賞した、20代の生方美久さんが脚本を執筆しています。これまで原作もの頼みだったり、相当な実績と知名度がある脚本家頼みに偏りがちだったドラマ界ですが、それが今回、過去作は大賞受賞作のみという生方さんを大抜擢。人材を育て、新しい風を入れて、かつて《ドラマといえばフジテレビ》と言われた頃の勢いを取り戻そうとしているように思えます」

 一方、「PICU」に対してはこんな声も。

「『お、変わったな』と思えるのが、カメラワークや画面の質感。少しザラっとした雰囲気のある画質は、映画とか、WOWOWで放送されるオリジナルドラマなどでよく見られるもの。カメラワークも《このシーンをこんな風に撮るのか》と感じることが多く、セットも含めてチープ感がないというか……制作サイドに《世界に配信できるコンテンツを作ろう》といった意識の変化があるように感じられます。人材を育てていこうという取り組みが功を奏しているのでは」(スポーツ紙芸能担当デスク)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃