「セクシー田中さん」問題で日テレ大苦境…「調査報告書」公表で炎上、出版社が軒並みソッポ

公開日: 更新日:

■4月期ドラマは苦戦

 日テレとしては営業的に一番のドル箱である「24時間テレビ」の放送前に何とか火消しを図るべく、この時期に公表したのだろうとこの関係者は言うが、こうした日テレの対応を前に、ドラマ制作の現場で新たな問題が起きているという。

「小学館側が発表した報告書との食い違いも多い中、講談社や集英社など漫画原作権を保有する別の版元も、日テレの制作陣に対しかなり後ろ向きになっているのです」(日テレ関係者)

 日テレが焦るのは理由があるという。

「4月期のGP帯で放送中のドラマ『街並み照らすヤツら』『ACMA:GAME(アクマゲーム)』『花咲舞が黙ってない』の3本が軒並みコケているんです。『アクマ』と『花咲舞』は原作がありますが、予想に反して苦戦している。今後、より数字が見込める強力な人気漫画原作を手に入れようとしても、難しくなるでしょう。もともと、日テレのドラマは伝統的に原作頼みがほとんど。オリジナルでヒットしたものは数えるほどしかありません。さらに『セクシー田中さん』の件は脚本家の相沢友子氏ともトラブルに発展し、脚本家のなかでも日テレの制作陣の評判はガタ落ちです。現状、よほどのいい条件を出さないとオリジナル脚本は手に入らない状況ですね」(前出の日テレ関係者)

 原作者や脚本家などを大切にしてこなかったツケがここへ来て噴出。日テレのドラマが絶体絶命のピンチを迎えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 4

    日テレ退職の豊田順子アナが定年&再雇用をスルーした事情…ベテラン局アナ「セカンドキャリア」の明と暗

  5. 5

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    阿部巨人“貧打の元凶”坂本勇人の起用に執着しているウラ事情…11日は見せ場なしの4タコ、打率.153

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    フジ・メディアHD株主総会間近…328億円赤字でも「まだマシ」と思える系列ローカル局の“干上がり”ぶり