著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

レンチウイルスを使った遺伝子治療で免疫力を回復

公開日: 更新日:
写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 遺伝子異常が引き起こす先天性の難病には、有効な治療法がないものが少なくありません。しかし、いくつかの病気で根本的な治療が可能になりつつあります。それが「遺伝子治療」です。正常な遺伝子を患者の細胞に移植するのです。

 最初の遺伝子治療は1990年、米国で行われました。ADA…

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