著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米で話題 ウエアラブルデバイスで妊娠・避妊は思いのまま

公開日: 更新日:

 米国でも出生率の低下が問題になっています。そんな中で話題なのが、「ウエアラブルデバイス」。一見、アップルウォッチに似た「AVA(エイヴァ)」が、女性の排卵日を高い確率で予想してくれるのです。

 女性が妊娠するためには、排卵日に性交を行う必要があることは誰もが知っていますが、月経周期のうち5~6日しかない排卵日を正確に知るのは、21世紀の今でもそう簡単ではありません。女性の月経期が複雑だからです。

 これまで排卵日を知るには、体温を測ってその微妙な上昇で知るか、尿の中のホルモンの変化から判断するしかありませんでした。おかげで、コメディー映画などで妻が夫に「排卵が始まったから早く帰ってきて!」なんて電話をするシーンが珍しくないほどです。

 しかし、このウエアラブルデバイスを使えば、排卵日が89%という、これまでと比べて飛躍的に高い確率で、しかも事前に分かるのです。その仕組みはこうです。女性は毎晩「エイヴァ」を手首につけて就寝。すると、眠っている間に脈拍数、体温、心拍数、呼吸数、生体インピーダンスなどを測定。朝、目覚めたらスマートフォンと接続し、専用アプリがその結果を分析、毎月5日間の排卵日をはじき出す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?