著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

「ポケモンGO」をプレーすると歩行時間はどうなるのか

公開日: 更新日:

 スマートフォン向けゲームアプリの「ポケモンGO」を楽しんだ方は大勢いらっしゃるでしょう。位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモン(ゲームに登場する架空の生物)を捕まえたり、バトルしたりするなどの体験ができるあのゲームです。現実世界を実際に歩きながら進めるため、屋外を歩く機会が増え、それによって身体活動が増し、健康的な生活習慣が得られるのではないかとの期待もありました。

 そんな中、英国医師会誌の2016年クリスマス特集号に、ポケモンGOをインストールして実際にプレーした人と、プレーしなかった人で歩数にどれくらい差があるのかを検討した論文が掲載されました。

 この研究はオンライン調査のデータを用いたもので、18~35歳の米国在住者で、iPhone6シリーズを使用している1182人が解析の対象となりました。解析対象者のうち実際にポケモンGOをプレーしていたのは560人(平均25.6歳)、プレーしていなかったのは622人(平均27.3歳)でした。

 ポケモンGOをプレーした人たちでは、ゲームをインストールする前の4週間における平均歩数は4256歩。それがゲームをインストール後、最初の1週間においては、プレーしなかった人に比べて1日の平均歩数が955歩増加しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?