【口臭】舌苔清掃と唾液マッサージが効く

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 それに食物繊維は便秘の解消にも有効。梅干しや昆布など、唾液がよく出るような食べ物も口臭軽減につながるという。唾液の分泌を促すには、唾液腺をマッサージするという方法もある。人には3つの唾液腺があるが、皮膚の上から触れることができるのは「耳下腺」と「顎下(がっか)腺」。次のように刺激する。

【耳下腺マッサージ】

 耳たぶの真下辺りに人さし指の先を置き、頬を後ろから前にグルグルと押し回す。

【顎下腺マッサージ】

 顎の真下の中央に両手の親指をそろえて置き、舌を上に持ち上げるように押す。

 では、ミント味のタブレット菓子やガム、仁丹などを噛むのはどうか。

「一時的な効果はあるが、口臭は香水と同じでニオイが重なると余計臭くなります。歯を磨いたり、舌苔を取り除いたりしてから使うのがいいでしょう。お酒やたばこも同じで、ニオイが混じると余計に臭くなります」

 ただし、口臭を気にする人の約7割は思い込み(自臭症)ともいわれる。あまり気になるようなら、歯科を受診して口臭測定器で調べてもらった方がいい。実際、口臭が強く口内環境に原因があれば、治療や口腔ケアの指導などで口臭を防ぐことができるという。

【連載】受診までの「応急処置」

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