更年期か病気か 突然のオネショに苦しむ妻の不安

公開日: 更新日:

 更年期の症状はさまざまだが、中にはおねしょする人もいる。それを見た夫が、「子どもじゃあるまいし、アホか」と責めるのは最悪だ。

「夜尿症は、更年期のほか出産後にもよく見られます。女性ホルモンの乱れに伴う自律神経障害があって、疲労やストレス、睡眠不足などが重なると、排尿障害を起こすことがあるのです」(神氏)

 生活習慣を整え、ストレスや疲労をなるべく軽減することが改善策のポイント。

 もうひとつ気をつけたいのが筋力だ。

「年齢とともに筋力は衰えますが、骨盤底筋という筋肉が弱ると、尿漏れしやすい。そこを鍛える体操を行えば予防になります」

 たとえば、あおむけに寝て膝を立てたら、肛門や膣を締めるように意識してお尻を床から浮かせたり、下ろしたりする体操だ。

 頻繁におねしょするようだと、ほかの病気が影響していることもある。そのひとつが、ぼうこう炎。夜尿症に加えて下腹部の痛みを伴うようだと、妻に受診を勧めた方がいい。下半身の悩みは、男も女もつらいだけに、くれぐれもバカにしないことだという。

【連載】男も知るべし 女性ホルモンの不思議

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」