卵巣がん<3>酒が一滴も飲めないのに抗がん剤で酔っぱった

公開日: 更新日:

 大塚さんはベッドに伏せ、大粒の涙をこぼしながら家族、友人、恩師、会社の人たち、医師ら、これまでお世話になった約40人に感謝の気持ちを込めてメッセージを書き残した。エンディングノートである。

■初回は泥酔したような錯乱状態に

 他方、問題のヘパリン投与ストップからほどなくして肝臓が回復。24日に第1回の抗がん剤(パクリタキセル+カルボプラチン)が投与(点滴)された。

 抗がん剤、パクリタキセルは強烈な治療効果を持つが、添加剤としてアルコール(無水エタノール)を含有している。副作用には個人差もあるが、直接血管内に注入することから、とりわけ下戸にはたまらない。大塚さんは酒を一滴も飲めなかった。

「初回は泥酔したような錯乱状態で、その後も気絶、幻覚、幻聴、二日酔いに悩まされました」

 しかし、治療効果はてきめんだった。7月、8月、9月と3クール実施し、腫瘍径が約半分に縮小。CA125(腫瘍マーカー)は1300から34まで低下した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ブルージェイズ岡本和真がファンから支持されるワケ 日本&カナダの“組織票”で球宴スタメンなるか

  2. 2

    高市首相G7サミット「成功」は眉ツバ…トランプ大統領ほか各国首脳からスルーされ“ボッチ”が実態か

  3. 3

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  4. 4

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  5. 5

    中傷動画より突っ込まれたくない高市事務所の“急所” 疑惑の本丸「サナエトークン」国会での追及本格化

  1. 6

    任侠界も騒然…当局も確認に走った超大物極道トップの死亡説

  2. 7

    異例の人事が“対岸の火事”では済まない3球団…楽天・吉井新監督はシーズン途中の外部招へい

  3. 8

    白石聖は「豊臣兄弟!」代役から7月連ドラヒロインに大抜擢 “ラッキーガール”にかかる期待とリスク

  4. 9

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  5. 10

    大谷翔平が尻を“血だらけ”にしながら今季7勝目「こういうこともある」とコメント