胃の5分の4を摘出 アントニオ古賀さんはがんが心の転機に

公開日: 更新日:

「やりましたね」

「え? 何ですか?」

がんです」

「ああ、そう」

 主治医からがん告知されたときはこんな感じでした。まったく慌てなかったのは、40歳から毎年必ず胃と腸の検査をしていたからです。何かあっても早期なことはわかっていたので、「ガーン!」とはなりませんでした(笑い)。

 がんはステージ1。告知は67歳の1月初旬です。気がかりだったのは2月にキューバで仕事が入っていたことでした。先生に相談すると「行っていい」とのことで入院日を設定。それほどにがんは初期でした。

 帰国後、主治医から紹介された順天堂大学医学部付属順天堂医院にすぐ入院しました。精密な検査を受けると、胃粘膜の表面だけじゃなく内側にもがんが入り込んでいたことが判明して、結果的に胃の5分の4を取りました。

 ただ、その前に「手術できません」と言われた経緯もあったんです。遺伝の持病である「糖尿病」がかなり悪化していたからです。「このまま手術をしても血が止まらず傷がふさがらない状態」と言われました。そこで10日間は毎日インスリンを打って、病院の周囲を歩き回り、血糖値を下げてから手術となりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言