「やってきたことは必要な流れ。今後は長く勤めたい」

公開日: 更新日:

 就労移行支援事業所㈱「Kaien」の訓練生となった篠さんが、就職活動を開始したのは、2013年の12月から。内定が出る前までには、10社ほど不採用を経験した。そんななか、実習まで進むことができたのが、大東建託の子会社であった、大東ビジネスセンター(現在、大東コーポレートサービスと合併)だった。

 面接に立ち会ったのが、現在、大東コーポレートサービスの雇用推進室次長を務めている辻庸介さんだ。辻さんは、面接での篠さんについてこう回想する。

「印象的だったのは、土日には哲学書をよく読んでいます、という篠さんの話でした。休日のリフレッシュ法を持っているかどうかは、仕事を長く続ける上で大切な要素なので、好印象でしたね」

 面接の合格者は、5日間の実習で実際に仕事を行う。ここでは、指示された仕事をきちんとできるかどうか、手順が分からないときに、教わるアクションを起こせるかどうかが、採用の決め手となった。実習後の面接を経て、篠さんは晴れて大東ビジネスセンターに内定する。篠さんが入社時の仕事について振り返る。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁