著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

トップシェフが料理本も “コオロギパウダー”が米で人気に

公開日: 更新日:

 先日、「プラント・ベースト・フード」がトレンドになり、ベジタリアンでなくても植物性中心の食生活に切り替える人が増えていることを紹介しました。さらに、健康や環境にコンシャスなアメリカの若者が興味を抱いている、でもまったく違う食べ物が昆虫です。

 世界的な食糧不足の解決策として、国連では「昆虫食」を推奨していますが、アメリカではクリケット(コオロギ)、それもひいて小麦粉のような粉状になった「クリケット・フラワー」が注目されています。

 クリケット・ファームは昨年の時点で全米に6カ所あります。場所も取らず、水もエサも排出するメタンも劇的に少ないことで、これからも参入する企業の増加が期待されています。ただし、製品としてこれまで市場に出回っているのはせいぜいエナジー・バーが何種類かでした。それがここにきて新しい動きが出始めているのです。

 たとえば、「シーク」という会社は元ラルフ・ローレンの重役が立ち上げたスタートアップで、普通の小麦粉の代わりに使えるクリケット・フラワーを製造。ニューヨークのトップシェフを巻き込み、クリケット料理本の出版を準備中です。クリケットの粉でケーキを焼くと、プロテインが4割増しとのこと。

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