特別な才能?世界が注目したアフリカの「金メダル遺伝子」

公開日: 更新日:

 オリンピックの陸上競技のメダリストというとアフリカ系選手をイメージする人は多い。

 男子マラソンではアベベ、ウォルデなどのエチオピア勢、ワンジル、ワイナイナやキプチョゲといったケニア勢もいて、女子マラソンではエチオピアのロバやゲラナ、ケニアのスムゴングが有名だ。短距離は北京・ロンドン・リオの男子100メートル金メダルのウサイン・ボルト(写真㊧)を含め、男女ともジャマイカ選手が活躍しているが、多くは西アフリカの血を引いている。そのためアフリカ系の陸上選手には特別な陸上競技の能力が受け継がれると考える人は少なくない。本当にメダリストには特別な才能=遺伝子があるのだろうか? 「日本人の遺伝子」(KADOKAWA)の著者で、国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授が言う。

「1998年、世界的な科学雑誌『ネイチャー』の論文を紹介したメディアが『スポーツ持久力遺伝子発見』と報じたのをキッカケに『金メダル遺伝子』が話題になったことがあります。論文は血管拡張作用と血圧に影響するACE遺伝子が、持久力に影響することを示唆したものでした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ