主治医の説明が理解しづらいなら“病理外来”という選択肢も

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 病理診断には主に、生検や手術で採取した組織を標本にして診断する「組織診断」、病気の一部から細胞を採取して診断する「細胞診断」、手術の最中に標本を作製して診断する「術中迅速診断」、亡くなった遺体を解剖して調べる「病理解剖」がある。

 これらの病理診断の中には、診断が難しい症例も出てくる。その場合には「コンサルテーション・システム」といって、各臓器に精通する病理専門医が施設の枠組みを超えてお互いに意見を聞く仕組みが整備されているという。

「病理外来でご自身の病気の詳細を知ることができます。そして、それを客観的事実として患者さんにきちんと受け入れていただくことの手助けができればと思っています」

▽1996年鳥取大学医学部卒後、同大大学院修了。東京大学助教、自治医科大学准教授などを経て、14年から現職(臨床教授)。〈所属学会〉日本病理学会、日本乳癌学会、日本臨床細胞学会、日本癌学会など。

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