著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

「たまにはいいよね」の「たまに」は本当に「たまに」?

公開日: 更新日:

 そしてもうひとつ。これは他者に指摘されないと本人がなかなか気付きづらいかもしれませんが、「たまに」ほどではなくても、細かな“イベント”が日々ないか、ということ。

 月曜日は仕事の打ち合わせを兼ねて取引先と夜に食事。火曜日は子供の成績が良かったことを祝って自宅で焼き肉。水曜日は部署の送別会。木曜日は自宅で夕食を取るが、食後に妻とワイン。金曜日は会社の同期の仲間との飲み会。土曜日は家族で遊園地に行って帰りはファミリーレストランで夕食。日曜日は妻の両親が自宅に遊びに来たので出前の寿司を取った――。

 この場合、「自宅で焼き肉」「食後に妻とワイン」「同期との飲み会」など一つ一つは久しぶりかもしれません。しかし、「だれと」「どういう理由で」を除いて考えれば、飲み過ぎたり、食べ過ぎたりといった危険を抱えた食生活を連日送っていることになります。

 30~50代の働き盛りの年代であれば、平日、細かな“イベント”が日々あるのは当然とも思います。また、妻、子供たち、双方の親との時間も大切にしたいと考えれば、土日だって忙しいでしょう。自分には日常的な外食であっても、妻や子供たちはそうではない。必然的に、1週間のほとんどの日程を、身体も内臓も休みなくフル回転で働くことになります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状