著者のコラム一覧
武神健之日本ストレスチェック協会代表理事

東京大学医学部大学院卒。一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事。年間1000件の健康相談、ストレス・メンタルヘルス相談を行う。著書に「職場のストレスが消える コミュニケーションの教科書 上司のための『みる・きく・はなす』技術」(きずな出版)などがある。

「好きな遊びを好きなだけ」子供が引きこもらない育て方

公開日: 更新日:

 元農水省事務次官が44歳長男を殺害した事件。元次官は、引きこもりがちの長男から暴力を受けていたのだという。

 果たして、中高年の引きこもりにならない育て方はあるのだろうか?

「私は、産業医面談を通して、タフな環境でも不安やストレスで悩まず働き続ける人たちの特性を観察してきました。そして、このような人たちには、子ども(学生)時代に共通する育まれ方があることがわかりました。それはテストの点数や偏差値、IQなど数字で示される認知能力だけでなく、コミュニケーション力、目標を持って努力するなどの非認知能力が高いこと。特に社会に出ると、学生時代とは違い、自分が劣っていることを認めざるを得ません」

 時にはショックを受け、職場に足が向かなくなる。このような反応は、落ち込み(抑うつ)、逆ギレ、引きこもり(遅刻の常習や出社拒否)という形で表れるという。

「一方、非認知能力の高い人は、自分の知らなかった新しい世界の人々と交わり、協議、協調し、試行錯誤を繰り返し、転んでも立ち上がることができます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ