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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

糖尿病は早期治療なら生活習慣の改善だけで治る可能性もある

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 外食ではカロリー過多になってしまうと、弁当も自作。Hさんいわく「時間がないので、カロリー重視で、ゆでたブロッコリーとササミを詰めるだけのお弁当。夫婦共働きで妻は子供の面倒もあるから、これ以上面倒かけられないと自分でやることにした」。仕事相手との会食では、糖尿病と伝えられる時は伝えて野菜ばかり食べる。伝えられない時は朝食と昼食を抜き、さらに「胃腸の調子が悪くて」と揚げ物などは残す。

「食べることが大好きな私には、味気ない毎日。血糖コントロールも良くなったのですが、ストレスがたまる。7~8カ月目に燃え尽きてしまいました」(Hさん)

 きっかけは、糖尿病と分かる前は週に何度も食べていたラーメン。お気に入りの店の前を通ったら、いい匂いが漂ってきた。ちょうど昼時で空腹だったこともあって、フラフラと入ってしまった。そしてその夜、「昼のラーメンおいしかったなぁ」と、ギョーザ&チャーハン&ラーメンを、また食べてしまった……。

■何でも食べていい 重要なのは量とバランス

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