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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

糖尿病は早期治療なら生活習慣の改善だけで治る可能性もある

公開日: 更新日:

 Hさん(現在52歳)は45歳の時に糖尿病の診断を受けました。糖尿病と分かってから以降の自らの失敗を振り返り、「糖尿病だからって、食べてはいけないものはない」と話します。

 糖尿病かもしれない、と思ったのは、ダイエットもしていないのに体重がどんどん減っていったから。インターネットで調べると、「痩せる」のほか、「疲れやすい」「喉がやたらと渇く」などの糖尿病の症状にピタリと当てはまる。病院で検査を受けると、血糖値300㎎/デシリットル、HbA1c(ヘモグロビンA1c)7・5%といずれも基準値を上回っていて、すぐに教育入院となりました。ちなみにHさんは5年ほど会社の健康診断をサボっており、「受けていた時も、そういえば血糖値、HbA1cともに数値は高かったです」。

 糖尿病の教育入院は、患者さんに糖尿病という病気を正しく理解してもらい、ご自身の体の状態を知ってもらうとともに、糖尿病と上手に付き合っていくための食事や運動法を身に付けてもらうことなどを目的としています。

 Hさんはこれまで風邪すらほとんどひいたことがない頑強な体だったので、食べたいものを好きなだけ食べる生活。しかし教育入院以降、食生活を一変。もともときちょうめんで、生真面目な性格。妻任せにしていた料理も本や糖尿病の料理教室で調理法を学び、厳密なカロリー計算のもと1日の食事の献立を組み立てるようになりました。

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