手術はなくなる?心臓弁の交換や動脈硬化はカテーテルで治療

公開日: 更新日:

 高度に石灰化した動脈硬化には「ロータブレーター」治療が行われる。カテーテルの先端に高速回転する人工ダイヤモンドをとりつけて閉塞部分を削り取り、血管内を広げる治療法だ。

「心臓を丸ごと人工心臓に置き換えるにはまだ時間がかかりそうですが、劣化した心臓のパーツを人工物に置き換える技術は進んでいます。ポンプ機能を代行する補助人工心臓(VAD)は、実用域に入り始めています。17年には重症心不全の患者に対して新しいタイプの植え込み型補助人工心臓が開発され、治療の国内初成功例が大阪大学から発表されました。感染などの問題が起こりにくく、患者の日常生活の制限がないのが特徴です。小型のポンプをカテーテルで心臓の左心室に埋め込むことで動かなくなった心臓の代わりに全身に血液を送る装置も同年に保険適用になりました。iPS細胞由来のシート状に調整したものを心臓表面に移植し、弱った心臓の筋肉を復活させる治療法の開発も進んでいます」

 次世代エース級とされる慢性心不全治療薬の使用も15年から米欧で始まっている。心臓を保護する神経ホルモンの機能を促進し、過剰に活性化したレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)を抑制するものだ。日本でも19年夏に承認申請された。

 心不全も克服できる疾患になりつつあるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網