著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

乳がん<10>ステージⅣの生存率大幅アップを可能にした薬物療法

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 HER2陽性患者には、HAR2阻害薬(分子標的薬)が使われます。HAR2阻害薬は、現在3種類が承認されています。ほかにEGFR阻害薬、VEGFR阻害薬と呼ばれる分子標的薬が各1種類、使えます。ただし分子標的薬は、それ単独ではがんを叩く力が弱いため、抗がん剤の併用が欠かせません。

 抗がん剤治療は、統計的に効果の高いものから順に一次治療、二次治療と使っていきます。三次、四次と治療を継続する患者も少なくありません。しかし多くの場合、抗がん剤の副作用が蓄積され、体力が次第に奪われ、がんを抑える効果よりも体へのダメージのほうが大きくなってしまいます。使える薬を使い切ることもあります。ガイドラインには「漫然と治療を継続するのではなく・・・慎重に治療方針を検討する必要がある」という微妙な表現が書かれています。

 治療を終わらせる潮時を見極めるのは、本当に難しいことですが、最終的には患者本人の気持ち次第ということでしょう。

【連載】ガイドライン変遷と「がん治療」

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