歌手・門倉有希さん「乳がん」宣告の動揺と闘病と公表と

公開日: 更新日:

 今は母親と同居しているので、食事面も改善され、苦手な野菜はジュースで摂取していますし、青汁も朝晩飲んでいます。

 おかげさまでめきめき検査結果がよくなって、このところ検査のたびに「パーフェクト」と言われています。

 退院後すぐの3月3日には、故郷での凱旋コンサートのステージに立って歌いました。入院した当初から「この日までに治したい」と先生に懇願して、尽力していただいたたまものです。

 46年間、どれだけ自由気ままだったことか。それを思い知り、やっと周りの人たちの力があって今があることを実感できる人間になれました。皆さんに伝えたいことは、異変を感じたら、楽観視せず、ひとりで抱え込まないですぐにお医者さんへ行ってください。病院が嫌なら、とりあえず誰かに相談を! 誤った自己判断が一番危険ですから……。

(聞き手=松永詠美子)

▽かどくら・ゆき 1973年、福島県生まれ。94年に「鴎…カモメ」でデビュー。96年にNHK新人歌謡コンテストでグランプリを受賞し、同年のNHK紅白歌合戦に初出場した。98年リリースのシングル「ノラ」はヒットして長く愛されている。現在、人気カバー曲を厳選したCD「カバーズベスト」が絶賛発売中。ステージも精力的にこなし、夢グループ主催の「夢コンサート」などで全国を飛び回っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動