付けるのが常識になり「マスクの摩擦で湿疹」の相談が増加
マスクを着けるのが当たり前になったことで、新たな皮膚トラブルの相談がでてきました。「鼻や頬などマスクと境目に当たる箇所に赤く湿疹ができる」という悩みです。会話をするたびにマスクがこすれることが原因で、かいてしまうことで悪化するんですね。とくに乾燥肌の人はリスクが高くなります。
皮膚をかくと角質が剥がれてしまい、肌のバリアー機能が低下します。そうなると花粉やほこり、ウイルスが肌に侵入しやすくなります。
同様に4、5月から「急にニキビができ始めた」という相談も増えていますね。肌がこすれることに加えて、マスクの中が蒸れて雑菌も繁殖しやすくなるからです。
いずれにしても、かゆみが起きるのは皮膚の水分や脂分が不足しているから。対策としては、マスクをする前に潤い成分が入った日焼け止めクリームをしっかり塗りましょう。女性はマスクの下もしっかり化粧してほしいです。これから夏に向けて紫外線の量も増えます。日焼けすれば肌はさらに乾燥しやすくなるし、かゆみにつながるのです。
洗顔は泡タイプで行いましょう。顔と手のひらを接触させないのがポイント。泡で顔をなでるように洗ってください。