実家に帰省したい…新型コロナの「抗体検査」は有効なのか

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 海外からの輸入に頼らざるを得ず、市場に出回っているものの質は玉石混交だ。

「当院では米国FDA(食品医薬品局)の緊急使用認可を最初に取得し、FDAが検査成績を公表している検査キットを使っています。監査制度が確保されているので、精度や安全性がある程度、担保されています」

 緊急使用認可とは、緊急事態下にFDAが医療現場での使用許可を出す制度。検査キットによっては「申請中(=認可に至っていない)」だったり、一度認可されたが後ほど取り消されたりしたものもある。医師に説明を求めるべき。うまく答えられないなら、医師も十分に理解していないケースも考えられる。

 次に、陽性になった時の対処についてしっかり説明をしてくれる医療機関かどうか。抗体検査は、陽性でないのに陽性と出る偽陽性の率がPCR検査などよりも高い。石井院長は、陽性となった場合、より精度の高い抗体検査を行う検査受託会社に無償で検査委託をするようにしている。

 さらに、指先から採った血液で行う検査か、あるいは静脈から採血して行う検査なのか。石井院長は後者でやっている。その方が、より正確な結果が出るという考えからだ。

 記者も、石井院長のもとで抗体検査を受けてみた。

 注射後、15分で陰性という結果。「今までの予防策でよかったんだな」と思った。費用は5500円だった。

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