新型コロナから家庭を守るには「食事の在り方」を変える

公開日: 更新日:

「最近、新規の感染者が増えているのはエアロゾルでも感染するように新型コロナウイルスが変異したのではないか、と考えてやはり、エアロゾルに注意しなければならない、と訴えている専門家が大勢います。しかし、人が吐き出す全飛沫量のなかで飛沫の量はかなり少ないことを忘れてはいけません。いわゆるマイクロ飛沫と呼ばれる、飛沫の直径が短い飛沫であるエアロゾルは、大声を出したときの飛沫量全体の70万分の1といわれています。つまり、ほとんどの飛沫は遠くまで飛ばずに身近なところに落ちるのです」

 しかも、大きな飛沫に比べて直径の短いエアロゾルに含まれるウイルス量は想像以上に少なくなる。 「仮に直径500マイクロメートルの飛沫と5マイクロメートルの飛沫との体積の差を考えてみましょう。後者を1と仮定すると前者は100万倍の体積となります。ウイルス量が飛沫やエアロゾルの体積に比例すると考えると、おしゃべりしている人の2メートル以内に落ちるウイルス量は空気中に長時間漂う飛沫核に比べて断然多い。食事のときに恐れるべきはやはり大きな飛沫であり、それが降り注ぐ食卓の上の料理なのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃