階段は上りより降りる方が大事!筋力を効率よく鍛えられる

公開日: 更新日:

 しかしこの“エキセントリック運動”、じっくり取り組みさえすれば、使い方が分からずに鍛えきれていなかった筋肉まで鍛えられる。「階段を降りる」という行為は、この“エキセントリック運動”に当たるそうだ。階段を降りる時には、着地するたびに太ももの前面の筋肉を伸ばして体をストップさせる必要があるため、筋肉を使う。これを繰り返し行なえば、筋力が効率よく鍛えられる。筋肉を鍛えたい人にとって、階段を降りることは絶好のトレーニングになる。

「エキセントリック運動は、コンセントリック運動より認知能力が多く要求されます。階段を降りる時は、上る時より足元に気を使う。腰を降ろす時は、上げる時より椅子の状態を確かめる必要がありますよね。これらすべては脳の活性化にも役立つので、特に高齢者には積極的に階段を下りてほしいのです」と〆谷部長。

 なお、階段の上り下りには体重の5~10倍の負担が下肢の関節(股関節や膝関節など)にかかる。足腰に自信がなくて駅の階段を敬遠している人も多いだろう。その場合は、上りはエスカレーターやエレベーターを使用し、降りるときのみ階段利用で。最低でも週に2回くらいは降りる時に階段を使うようにするといいそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」