著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

在宅医療の方が入院して治療を受けるよりも値段が高い?

公開日: 更新日:

 一方、40歳以上65歳未満の第2号被保険者では、あらかじめ指定されたがんの末期や関節リウマチなど、「加齢に起因するような特別な病気で支援や介護が必要」と判断された時以外は、介護保険が適用されません。

 また同じ65歳以上であっても、年金など収入の違いで、負担の内容が変わってきます。また収入によって1カ月の医療費の上限があり、その上限額以上を支払う必要はありません。たとえば75歳以上の住民税非課税世帯ですと、1カ月当たりどんな治療を受けようと8000円が上限となり、在宅医療を一層受けやすくなるケースもあります。

 ちなみに訪問看護についてですが、医療保険と介護保険の両方を使える患者さんでは原則、介護保険が優先されます。

 ただし、がんの末期などあらかじめ国で指定している特別な病状に合致していれば、医師が訪問看護特別指示を出して医療保険を適用させることもあります。そうなると、1カ月にかかる費用はぐっと抑えられます。

 医療保険、介護保険の上限額は収入や年齢で異なりますが、例えば上限がそれぞれ8000円の人であれば、看護師やホームヘルパーが毎日来て、点滴や介護を受け、濃厚な在宅医療行為を受けても、1カ月の費用は1万6000円となります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る