著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

健康維持で大切なポイントは3つに集約される

公開日: 更新日:

 長らく続いている新型コロナ禍は健康にも経済にも社会に大きなダメージを与えています。「ニューノーマル」という言葉もできるくらい社会には“新しい常識”が浸透し、人々の考え方や文化が激変しています。マスク着用が当たり前という考えは新たな文化と呼べるのではないでしょうか。

 いまは外出頻度が低くなっていますが、「できることなら行きたくないが、必要に応じてできる限り早く行かなくてはいけない場所」の代名詞といえば、病院、歯科医院、薬局といった医療機関でしょう。コロナ禍で患者数が格段に減ったとはいえ、1日の平均患者数や外来(通院)患者数は100万人を超えていて、いかに医療機関を受診する人が多いかという数字の大きさに驚かされます。

 多くの人が健康であるべきだが、一方で患者数が減れば病院経営が成り立たない……そんなジレンマがあるのは事実です。ただ、国の医療財政的にも、ヒトが本質的に健康でありたいと思う感情論的にも、やはり健康であろうとすることは大切です。それはニューノーマル社会においても変わらないか、むしろ健康志向が高まる文化になってきているようにさえ感じます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発