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佐々木常雄東京都立駒込病院名誉院長

東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。

がんと糖尿病、医師の“言葉”がなぜこうも違うのでしょう?

公開日: 更新日:

「HbA1cの値が悪すぎる。食事のことは、以前、教育入院した時に教わって分かっているでしょう? もっといい値になって病院に来なさい。値が悪くなったのはあなたが悪いんですよ。あなたの食事管理、食べ方が悪いのです。今度、奥さんも一緒に来てもらって、もう一度、栄養科でしっかり教わるようにされたらどうですか」

 なんだか本当に私は悪者扱いなのです。

 糖尿病科の先生にはこんなことは言えないですけど、「もっといい値になって病院に来なさいと言われても、いい値になったら病院に行かなくてもいいんじゃないですか? いい値になって病院に来なさいってのはおかしいですよ。いい値かどうかは、病院で調べてもらって初めて分かるのに」と思いましたよ。

 私は真面目に、ずっと真面目に正直に働いてきました。その分、そりゃあ若い時は体を酷使して無理もしました。いまでも暴飲・暴食はしないし真面目に生活していますが、ここのところは在宅での仕事になってしまって、毎日リズムに乗れないまま一日を過ごしている気がします。

 晩酌はおちょこ一杯だけ。頑張って痩せようとしているんですよ。この間、ネットで勉強して「BMI」というものを覚えました。体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)の値で、「Body Mass Index 体格指数」っていうんだそうです。22くらいが最良で、25以上は肥満みたいです。私の体重は80キロ、身長が167センチですから、値は28から29くらい……もっと努力します。今年の目標は体重を70キロまで落としてBMIを25にしたいです。

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