直腸がん克服 アクション俳優の松田優さん救った握力グリップ

公開日: 更新日:

 手術は開腹手術で6~7時間かかりました。約1日集中治療室にいて、大部屋に移って3週間ほどで退院しましたが、退院した頃はまだ1分間も立っていられないくらい弱った状態。体重は11キロも減り、そこからのリハビリが大変でした。

 肛門近くを手術したので、術後しばらくはオムツが必須。さらに腹筋を切っているのでベッドの上で起き上がってもいられない。1日に20回ぐらいトイレに行きたくなって夜も眠れないし、シャワーもやっとの“おじいちゃん”状態でした。

■握力と同時に括約筋を鍛える方法を独自で開発

 動けないので「元に戻れるのか?」とか「再発したらどうしよう?」といった不安が大きくなるばかり……。そんな時、たまたま手の届くところにあった握力グリップを持って握ってみたんです。筋トレをしていると前向きな気持ちになることに気づいて、握力グリップにハマりました。

 握力を鍛えながら括約筋を鍛える方法を独自で編み出し、退院から2カ月で長く座れるようになり、散歩ができるようになって、握力グリップで胸筋や腹筋の強化にも成功しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景