50代のダイエット 10キロ減に成功するも不調なのはなぜ?

公開日: 更新日:

 筋肉量の低下は、筋肉と骨をつなぐ「腱」も弱くする。

「極端な低糖質ダイエットをしている中高年の中にはアキレス腱や指や肩の腱板が痛いと訴える人もいます。腱が断裂すると手術以外に再生できません。普段歩かない人が毎日1万歩はオーバーワークです」(水井氏)

 そもそも1日1万歩に科学的根拠はない。宣伝用の言葉が健康常識と勘違いされているだけだ。

 では、どうすればいいのか? 古谷氏は「ダイエットをするときこそ、いつも以上にミネラルやビタミンを含め栄養素の取り方に気を配る必要があります。とくに、運動後は炭水化物をまったく取らないのではなく、良質なタンパク質と一緒に取りましょう。筋肉の回復効果が上がることがわかっています」と言う。

 とはいえ、一般の人がダイエットについての栄養を理解するのは難しい。

「だからこそダイエットは、それに詳しいトレーナーが必要です。私は彼らのアドバイスに従って1回1時間、週3回ジムで運動し、食事の取り方を教わることで健康的にやせられたのです」(水井氏)

 ダイエットは体を変えることであり、命に関わる一大事。何の準備もなしに、軽い気持ちで手を出すべきものではないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」