著者のコラム一覧
王瑞霞医学博士、中医師、鍼灸師

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員。中国山東中医薬大学卒業。中国北京中医薬大学大学院修了。日本大学医学部医学博士。鍼灸師、登録販売士。

持病で薬を飲んでいても漢方薬をプラスして問題はないのか

公開日: 更新日:

 一方、漢方薬を積極的に併用するケースも少なくありません。がんの治療では、手術後や、放射線療法・化学療法の後、漢方薬の「十全大補湯」を用いると、副作用の軽減や命の質の向上につながり、延命効果が期待できることがわかっています。また、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、慢性関節リウマチなどに対しては、漢方薬を併用することにより、ステロイドの減量、離脱が可能となるなどの効果が期待できます。

 いずれにしても2種類以上の薬を同時に服用する場合に注意したい点は、一方の薬の薬効が期待通りに表れなかったり、逆に効果が増幅されるなどのいわゆる「相互作用」が起きること。これらは絶対に避けなければなりません。漢方薬に限らず、たとえば2カ所以上の病院で処方された薬を自分の判断で併用することは避ける。繰り返しになりますが、必ず医師や薬剤師に確認の上、併用してください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状