著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

古村比呂さんは親子の絆が深まった がん告知で子供に伝えたい「3つのC」

公開日: 更新日:

 2つ目は、catchy=伝染です。がんは伝染しないことを伝えましょう。幼いと、病気はばい菌によって感染するものというイメージから、病気の人を避けたり、怯えたりすることがあります。しかし、がんはそうではありません。子供を孤立させないためにも、子供の周りに正しい情報を伝えるためにも、がんがうつる病気でないと説明しましょう。

 3つ目は、caused=原因で、子供のせいではないということをしっかり伝えること。病状によっては、触れられてほしくないこともあります。そんなとき、何げなく「触らないで」というと、子供は親に嫌われた、悪いことをしたと、自分を責めかねません。そうではなく、病気によってそうなることがあるのを、子供に分かるように伝えるのです。

 古村さんは「私が死んだら、子供たちはどうなるのか」と不安だったそうですが、きちんと説明したといいます。ピンピンしているのに、なぜ子宮を全摘するのか。それに対し、三男の「悪いものなら早く取って元気になればいいよ」という言葉に救われたそうで、親子の絆が深まったといいます。

 パートナーもそう。悪い話はパートナーにしたくないという方もいますが、できるだけ情報を共有するのがいいと思います。親も基本的に同じです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離