中居正広さん激ヤセで注目の「盲腸がん」は大腸の中でも最奥に発生する

公開日: 更新日:

 元SMAPリーダー、中居正広さん(50)の体調不良の原因は盲腸がん──。激ヤセぶりに加え、週刊誌の報道もあってさまざまな臆測が流れているが、真偽は別にして、盲腸がんはどんな病気なのか? 京都府立医科大学大学院生体免疫栄養学の内藤裕二医師に聞いた。

 盲腸がんは、大腸がんの一種だ。大腸は食べ物の最後の通り道で、小腸に続き、右下腹部から時計回りにぐるりと回り、肛門へとつながる。

 小腸に近いほうから場所ごとに名前がついていて、盲腸↓結腸(上行結腸↓横行結腸↓下行結腸)↓直腸。肛門に最も近いのが直腸で、盲腸がんは、大腸がんのうち体の最も奥に近いところにできたがん。

「大腸がんは、世界的にも『右』と『左』に分けて捉えられています。『右』は盲腸から横行結腸まで、『左』は下行結腸から直腸までです。当然ながら、肛門に近い方、つまり『左』の大腸の方が症状が出やすい。赤い血が混じった血便で気づく人もいますし、解剖学的に『左』は腸管腔が狭く、便も固形のため、通過障害を来しやすく、お腹が張ったり、腹痛や嘔吐などの症状が出ることもあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった