大腸がんと闘う漫画家ひるなまさん「検査画像の“サイン”にピンときました」

公開日: 更新日:

ひるなまさん(漫画家/40歳)=大腸がん(横行結腸)

 ウサギのイラストで失礼します。出身や顔出しを一切NGにして活動している漫画家です。

「大腸がん」がわかったのは2019年の秋でした。それまで便通にはあまり問題はありませんでした。ただ、もともと生理痛が重くて、11歳の初経からずっと月に1~2週間は腹痛で寝込む生活を送っていました。

 病気が判明した頃は一日中、空腹感があって、お腹が鳴るのに食べるとすぐに満腹になるという症状が日常化していました。単に年のせいだと思っていたのですが、じつはそれが大腸がん末期の自覚症状だったのです。

 腸粘膜には痛覚神経がありません。だから症状の有無を異常として自覚できていなかったのです。そこに「明確な自覚症状のない病の恐ろしさ」があります。

 病院に行ったきっかけも、生理がいつもより重かったからでした。毎月、腹痛、胃痛、頭痛、吐き気、倦怠感、下痢、発熱という月経困難症フルセットなのですが、そのときは吐き気のタイミングや痛みの強さ、痛い場所の違いを感じました。でも、血液検査も腫瘍マーカーもCTも異常なしで、点滴だけして帰されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ