介護うつのサインとは? 防ぐための具体的なリフレッシュ法

公開日: 更新日:

 介護うつを放置すると、症状が悪化して普段できていることができなくなる時間が増える傾向があります。その結果、被介護者の栄養状態が悪くなったり、環境や体の清潔を保つのが難しくなるので、被介護者の側から考えても早期の対策が必要です。

 介護うつに有効なリフレッシュ法は4つ挙げられます。

①「推し活」:うつ症状で当院に通院されている患者さんはアイドルのファンクラブに加入していてファンクラブからお知らせが届くと気分が高揚し、一瞬介護のストレスを忘れられるという方がいました。介護で自分の時間が奪われている人が新たに趣味をつくるのは難しい。好きな時間にスマホひとつで楽しめる推し活は短時間でウキウキした気持ちになれ気分転換につながります。

②「好きなことをする」:たとえば映画が好きな人も、介護が始まったら映画館に通うまとまった時間を取りにくい。最近はネットフリックスなどの動画配信サービスがあるので、自分のペースで手が空いた隙に見るとリフレッシュにつながります。

③「目線を切り替える」:物盗られ妄想やトイレの失敗など、親が衰えていく姿を見るのはつらいでしょう。いったん現場から目線を外し、介護の本を読んだり認知症のプロによる講演会に参加して認知症に関する勉強をしてみましょう。数々の不可解行動は病気が原因で起こっていると理解でき、心に多少の余裕が生まれます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明