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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【フグ】脂肪の蓄積を防ぐナイアシンが豊富…不眠症予防効果も

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 その他にも、ナイアシンの摂取で精神的な安定やうつ病、不眠症の予防効果があるとした論文もありますし、冷え性や肩こりの改善などに役立つ報告もあります。

 ナイアシンと同様に糖質脂質、タンパク質を代謝する手助けをするビタミンB6も豊富に含まれます。夜は脂質の代謝が悪くなる時間帯ですので、高タンパクでありながら、低カロリーであるフグはまさに夕飯や晩酌向きの食材と言えるでしょう。

 また、骨の健康に役立つビタミンD、貧血予防に役立つビタミンB12も多く含まれます。紹介した栄養素はフグ1食(約80グラム)で十分量を摂取することも可能なので、ぜひこれからの季節にいかがでしょうか。

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